東京の憂鬱
日本における「オタク」と「サブカル」
序
ここでは「オタク(otaku)」と「サブカル(sabukaru)」のふたつの日本語が、対比的に扱われている。特定の文化ジャンルを指す場合は単数形、その文化ジャンルの愛好家を指す場合は複数形を用いる。
なおこのエセーは多分に筆者の個人的な体験にもとづいており、先行する文献や統計的な資料はあまり参照していない。「オタク」と「サブカル」の相違点について、自分なりの見解をまとめておきたかったのが、このエセーを書いた動機である。
また本文を読む上で注意してほしいのは、現代の日本では「文学」は「小説」とほぼ同義語として用いられていることだ。「文芸評論家」は実質的には「小説の評論家」であり、詩や戯曲が論じられることは少ない。
続きを読む » Par DJmagimix || 2008/07/29 || 東京の憂鬱 || 2 messages/traductions || RSS 2.0
鈴木芳樹さん追悼
ボンズ〜ルの創刊号からマンガ評を担当してくれていた鈴木芳樹さんが5月25日に急性心筋梗塞で亡くなりました。先月号の「キャプテン翼」の記事を入稿して直後の出来事で、まだ37歳という若さでした。コンピュータやネット、サブカルについて数々の著書を残し、その方面では有名だった鈴木さん、ボンズ〜ルの良き理解者でいてくれてありがとう。安らかにお眠りください。
鈴木芳樹さんへの敬意と追悼の意味も含め、ボンズ〜ル編集部では今後、ボンズ〜ルで発表された鈴木さんの記事を出来る限り日本語・フランス語双方で再掲載してゆく所存です。日本のサブカルをフランスに紹介することに強い情熱を持っていた故人の心意気を、是非もう一度ご堪能ください。
最後になりますが、忙しさと腰の重さが今回もたたり、お知らせがいまになったこと、個人的にもふがいなく思っています。私が鈴木芳樹氏と実際にお会い出来たのは一度だけで、あとはネット上のみのやり取りでした。なので他界されたことの実感があまりないのですが、もうメールで原稿が送られてくることはなく、そして日本に帰ってももうお会いすることは出来ないという事実だけ、漠然とした悲嘆とともに咀嚼しています。ご冥福をお祈りします。【ボンズ〜ル編集長・安田昌弘】
Par DJmagimix || 2008/07/20 || 東京の憂鬱 || commenter ou traduire || RSS 2.0

